安易な値引きによる販促はなぜ今おすすめできないのか?
あなたの飲食店で
安易な値引きをしてませんか?
値引きをすれば客数が増える
という間違った認識をお持ちの
経営者の方は本当に多いです。
一時的に
売上は上がるかもしれませんが、
その分客数を上げなければ合いません。
今回の記事では
安易な値引きをせず集客する方法
をお伝えします。
値引きだけでは集客できない時代に突入
昨今飲食店は、
根引きだけでは集客できない時代
に突入いたしました。
皆さんの行かれる店でも
クーポン券を配りまくっている
飲食店あると思います。
今までの値引きでの販促のリスク
以前の丘里も例に漏れず、
お客様ポイントカード、誕生日DM
など行っておりました。
しかし、
コロナを機に値引きを一切やめ、
結果3.6%販促費が下がりました。
売上にも全く影響ありませんでした。
加えて、
DM制作費や郵便代などのそれに
かかった経費もかかりません。
もちろん、
創業祭等はやった方が良いと
思っています。
しかし、
値引きは麻薬の様なものです。
値引きしないと不安になるのです。
今や10%、20%値引きでは
お客様は反応しません。
更に値引き幅のある店に移ります。
前述したように、
値引きをしていると
精神的に安堵感が出ます。
しかしそれは麻薬のようなもので、
利益を大きく損してしまいます。
クーポン券やチラシを作る
経費もも重なります。
自社で製作するにしても、
それにかかる人件費を忘れては
なりません。

お客様が求めているのは価格ではなく
「価値」と「体験」である
値引きの方もおられますが、
お客様が求めているものは、
別のものにあると思っています。
まず値引きを求められる方は、
安い店を求めてお店を移ります。
バーゲンハンターです。
真の自社のお客様を増やすには
価格ではなく価値を伝えることです。
大手に勝つためには、
個人店はここが全てだと
言ってよいでしょう。
価格競争しても、
自社の体力がなくなるだけ
なのです。
もうひとつ、
お客様が求めているものに体験
があります。
店を来店して、
- 店長がご挨拶に来てくれた
- 料理長がご挨拶に来てくれた
- 特別な日に来店したらサプライズがあった
- 来店から2日後に礼状が届いた
などです。
これは特別感とも言えるでしょう。
だからこそ、
個人店は値引きに頼らず、
どうしたらお客様に喜んでまた
来てくれるのかを考えて
仕事をする必要があるのです。
そうすることこそ、
地域でオンリーワンのお店
になれるのです。

丘里が値引きをやめた背景
実は丘里で値引きをやめたのには
背景があります。
コロナで赤字に3年間転落した時、
全ての経費の見直しに着手しました。
見直した結果、
まず役員報酬、保険料を下げました。
その中で、
販促費が7%もあったため、
一切の値引きをやめたのです。
一緒にお客様ポイントカード、
誕生日DMや季節DMもやめました。
DM制作費、郵送代、値引き
がなくなったために、
年間1200万円以上削減出来ました。
そのタイミングは、
コロナが五類になった時だったため、
売上も上がり販促費も下がり
利益に大きく結び付いたのです。
丘里が今力を入れている販促をご紹介
では今現在丘里が取り組んでいる
販促を2つご紹介します。
正直書きたくない内容です 笑
焼きおにぎりのサービス
本店おかさと庵では
平日ランチタイムにおいて、
信州そばやコシのある冷たいうどん
が売れています。
価格は680円~1580円です。
丘里では余ったご飯は
焼きおにぎりにして冷凍
しておきます。
全ての麺類に
焼きおにぎりを2個までサービス
しています。
在庫として冷凍庫に保管しておくより、
お客様にサービスして喜んでいただく
ことを考えたのです。
結果、
お米の値段が上がっているのに、
焼きおにぎりを2個サービスは、
かなりインパクトがありました。
お客様からも、
かなりご好評を得ております。
麺類は元々原価率が低いため、
総原価も30~31%で落ち着きます。
この焼きおにぎりは、
- お客様が喜ぶ
- 店も在庫がなる
- お店のロスが減少する
- お米の高い時に良い宣伝になる
など良いことだらけの販促です。
地元の酒蔵と組んで日本酒の会を開催
地元の酒蔵と組んで
地元の酒と私が作った料理のコラボ会
を季節ごとにやっています。
会費は8,000円で
会席料理と酒蔵の社長に来て頂き、
酒のうんちくを話してもらいます。
限定40名様ですが、
大変喜んでいただいております。
酒蔵からはPR様にお酒を3本くらい、
ワイナリーの方も呼んで同じように
しています。
お客様が喜び、
業者が喜び、
店の売上にも繋がっている好例です。
お客様は価値があればいくらでもお金を使う
これからの飲食店には、
お客様は価値を求めて、
色々な体験を求めて集まって来ます。
上記の他にも
デイナーショーや女性が喜ぶイベント
なども年間数回開催しています。
全て満杯です。
値引きで集客する時代は終わりました。
価値を伝えて参りましょう。
価値を伝えることこそ、
これからの地方の飲食店が
生き残っていく術ですよ。
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