メーカーや取引先業者様に協賛してもらう方法やお付き合いのポイント

2026年1月27日リライト

昨今、大手メーカーは
好調な業績を維持しております。

飲食店にとって
最も身近なメーカーといえば
ビールメーカーではないでしょうか。

協賛というと
「備品を入れてもらう」
「看板を付けてもらう」
というイメージを持たれがちです。

しかし、
経営の本質はそこではありません。

協賛することで双方が得られる
メリットがあるからです。

今回の記事では、
飲食店がメーカーと協賛する上での
ポイントを解説します。

協賛によって得られる売上アップの具体的な効果

メーカーと協賛することで、
得られる具体的な効果として
どのようなものがあるでしょうか。

私が経験した中で、
以下の4つがあります。

原価が下がり、同じ売上でも利益が増える

協賛の代表的なものとして、

  • 協賛金(契約金)
  • 販売量に応じたバックマージン
  • 生ビールサーバー、グラス、ジョッキ、販促物などの物品提供

などがあります。
丘里では現在2社と契約しています。

契約金に加えて
「ビール1本につき何円」という形
でバックがある契約もあります。

単なる“おまけ”ではなく、
ドリンクを売れば売るほど、
売上と同時に利益が積み上がる
仕組みを作れているということです。

また、生ビールサーバーなど
高額な設備を協賛で導入できれば、

  • 初期投資が不要になる
  • 月々のリース料がかからない

といった形で固定費も圧縮されます。

つまり協賛は、
売上を増やすだけでなく、
利益も増やすことができるのです。

メーカーの販促力を活用できる

メーカー協賛の強みは、
物ではなく販促力とも言えます。
メーカーは、

  • メニュー分析
  • ドリンク構成の提案
  • 販促商品の提供
  • ポスター、POPの制作
  • SNSや公式媒体での紹介
  • 共同イベントの実施

など個店ではなかなか出来ない
販促支援をしてくれます。
これにより現場では、

  • とりあえずの一杯が出やすくなる
  • おすすめが通りやすくなる
  • 追加注文が増える

といった変化が起こります。

特にビール・ドリンクは
原価率が低く、回転が速く、
利益が残りやすい商品です。

ここが動くと、
売上以上に利益へのインパクト
が大きく変わります。

イベントを仕掛け来店動機に繋がる

協賛の中には、
顧客導入支援も含まれます。

  • メーカー主導のプロモーション
  • 試飲会・イベントの共同開催
  • 催事への集客協力

などです。

私の店でも宴会場を使って
年に2回ほど催事を行っています。

その中であるメーカーさんには
クラフトビールの試飲会を開催
していただきました。

このような企画は、

  • 新規来店のきっかけになる
  • 来店頻度が上がる
  • お店の話題性が増す

といった形で、
売上の「入口」を増やす効果
があります。

値引きではなく、
「理由があって来る店」になる。
これも協賛の大きな売上効果です。

膨大なデータ支援をもらえる

意外と見落とされがちですが、
メーカーは

  • 地域マーケティング
  • 商圏分析
  • 客層データ
  • 競合調査

といった情報も提供してくれます。

これを専門業者に依頼すれば
莫大な高額になります。

しかし
メーカーは自社の戦略として
データを持っています。

そのため、
協賛関係があれば共有してくれる
ケースが多いです。

新規出店時に

  • 周辺にどんな店があるか
  • どんな人が住んでいるか
  • 価格帯はどうか

が分かれば、
業態・商品・価格設定の精度
が上がります。

結果として、
最初から売上を作りやすい店作り
ができるようになるのです。

画像はイメージ(写真ACより)

協賛するメーカーを見つける方法

メーカーに協賛して頂くためには、
相手との関係性を築くことこそが
全てです。

ポイントとすれば、
メーカーが喜んで頂けることを
こちらから提案することです。

まずは、与えることです。

ギブアンドテイクではなく、
ギブアンドビーギブン
(与えて与えて与えまくる)です。

与えたら与えられる。
こでは世の中の原理原則です。

では実際にどう動くのかです。
まず取引先のリストを作ります。

例えば、
○○酒屋、○○青果、○○保険会社
等です。

しかし一番飲食店にとって
協賛しやすいメーカーは
ビールメーカーでしょう。

協賛する場合は、
なるべく1社に絞ったほうが
メリットがあります。

各メーカーさによって、
条件は違うと思いますので、
まずは条件を聞きましょう。

画像はイメージ(写真ACより)

協賛契約の期間・交渉の目安や考え方

協賛を決める際には、
契約期間を決めておく必要
があります。

私としては、
契約期間は3年以内1年で見直し
をお勧めしています。

契約のタイプの中で、
ビールの使用量を決められる
こともあります。

契約が3年であっても、
使用量が使い切っていないと
延長になります。

ご注意ください。

実は丘里はコロナ前に
あるビール会社と契約を
交わしていました。

3年契約でしたが、
5年経っても使用量が越えて
なかったため今でも続いています。

ほとんどの場合、
契約解除時には違約金が
発生します。

契約時によく確認しましょう。

画像はイメージ(写真ACより)

丘里でのメーカ協賛の成功例

丘里では今まで何度か
メーカーと協賛しイベントを
開催しました。

その中でも、
特に集客でき売上に繋がった
イベントをご紹介します。

日本酒の会

地元の酒蔵の酒を
丘里の料理と楽しむ会を協賛で
やっています。

酒屋の社長に、
お客様の所を回っていただき
熱く語ってもらっています。

前回のイベントでは、
地元のワイナリーの方にも
入っていただきました。

このような企画は
目が行き届くためにも
30名くらいでやると良いでしょう。

毎年の生ビール祭り

毎年6月21日の創業記念日前後に
丘里では生ビール祭りを開催して
おります。

そのときには、
メーカー様から生ダルを何本か
協賛してもらっています。

この協賛のおかげで、
生ビール1杯390円(税込み)で
提供できます。

おかげさまで、
その季節はかなり客数も売上
にも貢献してくれています。

毎年生ビール祭りは
SNSでの反響も大きいです

メーカーと良好な関係を築き協賛をしよう

毎年丘里には、
年末事務所に業者様の方が
あいさつに来られます。

そのタイミングを活用して、
私は取引先と面談をするよう
にしています。

取引業者からも喜ばれています。

普段あまり話し出来ない業者と
30分くらい話をすることで様々な
情報交換をしています。

こちらからは、
来年の出店計画や販促計画、
お願いしたいことを伝えています。

業者からは
新商品のプレゼンを受けます。

これは時間かかりますが、
お互いの成長のためにとても効果的な
面談だと考えております。

しかし一番は、
メーカーや業者の担当者と
信頼関係を築くことです。

よく言われますが、
信頼を築くには地道な日々の
積み重ねが大切です。

例えば、
協賛金やお歳暮・お中元が届けば、
お礼状を欠かさず贈ります。

また業者の方の納品時には、
夏なら冷たいお茶を
冬なら温かいお茶を出すこと
もしています。

このような
ちょっとした気遣いが
業者との良好な関係を築くのです。

この気遣いこそが、
良好な関係を築き信頼を生み、
大きな協賛と発展していくのです。

やはり人ですから。

メーカーや取引先の方々も、
スタッフと同じように接すれば、
色々とあなたの力になってくれます。

単なる取引先や仕入先ではなく、
お互いに成長し成果を創り出す
パートナーとしてお付き合いできる様、
努めていきましょう。

この記事を書いた人

y.nakamura
y.nakamura
地元古河市で和食店の異なる業種を複数店舗経営しております。女将を中心とした店作りは複数のメディアで紹介されています。売れるメニュー提案を中心としたコンサルティングをしております。

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