飲食店社員の評価の重要性と評価制度の作り方
飲食店はチームプレーです。
チームとして仕事をしていく上で
公平にスタッフを評価しなければ、
スタッフから不満が出ます。
丘里グループでは、
公平に評価を上で評価項目を設け、
ポイント化しています。
その上で
何ができて何ができていないのかを
スタッフとの面談を通じて伝えています。
その上で次の目標設定をし、
お互いに納得して仕事ができるように
しています。
今回の記事は、
評価制度の重要性と作り方について
お伝えします。
社員を正しく評価することの重要性
社員を正しく評価することが
なぜ重要なのでしょうか。
会社には
初めて社員として勤める者もいれば、
中途採用の社員もいます。
採用時に経営者から
「思いきって仕事をしてくれ」
「期待しているから」
等言われ意気揚々と仕事を始めます。
中には会社の基準を守らず、
ハウスルールを無視して仕事をする
社員もまれに生じてしまいます。
いくらスキルがあっても、
スタッフとのコミュニケーション
が取れない社員もいれば、
人間性に問題があって、
誰もその社員についてこない
ということもあります。
このような場合は、
社長基準に沿って評価をしなければ
社内の統制が取れません。
私も以前中途採用を大量にして
大失敗をしたことがあります。
技術だけで評価をすれば、
既存のスタッフは納得いかず
やめてしまいます。
正しい評価をしないと、
一番良い社員からやめてしまいます。
社員が退職する一番の理由は
評価に納得いかないことです。
苦労して採用した社員
大切に育成してきた社員
がいきいきと仕事ができるためにも、
正しい評価は必要なのです。
社員を評価する際の注意点
社員を評価をする際に
まず考えてほしいことがあります。
それは、
導入した評価制度が機能しなければ
意味がないということです。
評価制度を導入しようとすると、
世の中には実に多くの評価制度が
あふれています。
実は丘里も3店舗のときに、
社労士の方に入ってもらい作りましたが、
全く機能しませんでした。
つまり、
自分たちで活用できない評価制度は
まさに絵に描いた餅になるのです。
社長を中心に中心となる社員たちと
会社独自の評価制度を作りましょう。
きちんとしたものを作れば、
自然と社員のモチベーションアップ
にも繋がります。
逆に曖昧なものを作れば、
社員の離職率が上がります。
お客様満足度も大事ですが、
そのお客様を大事にしてくれる
スタッフの満足度を上げるためにも
評価制度は重要なのです。
だからこそ、
評価するための基準が必要
になるのです。
丘里では経営理念を元に
評価基準を作っています。
加えて毎年見直し及び加筆をしています。
丘里には社長基準というものがあります。
社長基準とは、
他社では○だけど丘里では✕、
他社では✕だけど丘里では○
という基準です。
例えば名前を呼ぶとき。
あだ名や○○くん、○○ちゃん
と呼ぶことは他社では○かもしれません。
しかし、丘里では✕です。
これは、経営理念の解説の中に
スタッフ1人1人の自己重要感を上げる
という意図に沿っています。
そのため、
相手を呼ぶときには上下関係なく
「○○さん」
と呼ぶことがルールとなっております。
このように評価制度を考える時は
- 経営理念
- 会社の物事においての考え方(=社長基準)
を明文化した上で作成しなければ、
機能しないことを知っておいてください。
具体的な社員の評価の仕方
経営理念と社長基準によって
作成された評価制度を
どう活用していけばよいでしょうか。
毎年年度の初めに
1年間の仕事目標とプライベート目標
を色紙に書いてもらいます。
それをもとに
年間行動計画書を作ってもらいます。
また半年に1回のスタッフ面談をします。
行動計画書は
具体的に書いてなければ
評価が出来ません。
要は、
自分との約束をきちんと守っているか?
をチェックします。
例え高い目標でも、
コツコツ達成に向けてやっているか
をチェックします。
ホールとキッチンスタッフは、
事前に用意してある評価チェック表
をもとに評価します。
そして
算出された得点を5段階に分けて
給料が決まります。
もちろん、
明文化出来ないものもありますが、
それは責任者から良く聴いてプラスアルファします。
ここには具体的に詳しくのせませんが、
私の著書
『それは人材革命から始まった』
に書いてあります。
参考にしてください。
店を支えているのは
日々現場で働いてくれている
社員やスタッフの人たちです。
社員やスタッフが気持ち良く働け、
また明日も頑張ろうという気持ち
になるためにも、
公平でクリアな評価制度があることは
とても重要です。
またそのような評価制度になるよう、
バージョンアップしていく必要がある
と思っています。
あなたのお店でも、
社員やスタッフのためにオリジナルの
評価制度を考えて作りましょう。
この記事を書いた人
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