飲食店スタッフのモチベーションをアップする３つの方法
2023年5月9日加筆
飲食店は団体競技です。
経営者だけが頑張っていても、
成果には繋がりません。
QSCレベルはもちろんですが、
スタッフの考え方で無限に成果を
創ることができます。
ここが
楽しさでもあり難しさでもあります。
今回の記事では、
飲食店スタッフのモチベーションの重要性
についてお伝えいたします。
飲食店でスタッフのモチベーションが重要な理由
飲食店のスタッフのモチベーション
の重要性について話す前に…
人が働く会社を選ぶ際に、
重要視する優先順位は何だと思いますか？
答えは、
１番 給料
２番 休日
３番 労働時間
４番 光輝く自分
５番 人間関係
です。
では辞める原因は？
１番人間関係
２番光輝かない自分
３番労働時間
４番休日
５番給料
になります。
飲食以外の職場でも同じかもしれません。
私は人のマネジメントが出来なくて、
労務倒産しそうになった経験があります。
労働条件の他にも、
人間関係を良くするツールをたくさん使って、
離職率を限りなくゼロにする様努めています。
第二回外食クオリティー大賞で
準賞をいただいた時は年間の離職率は
たった12％でした。
スタッフのモチベーションを高める前提
スタッフのモチベーションを上げる上で、
まずは経営者、店舗運営責任者は
感謝の気持ちを全面に出す必要があります。
ありがとう
うれしいよ
たすかるよ
おかげさま
私どもは頭文字を取って
AUTO マチック操縦法と言っています。
誉めて誉めて誉めまくるのです。
また呼び方として、
・従業員
・アルバイト
という呼び方は丘里では一切しません。
全て『スタッフ』と呼びます。
役職がある方は役職で呼びます。
もちろん、
パート、社員、男女の区別もしません。
お客様に喜んでいただける
商品やおもてなし及び雰囲気づくりが
できるスタッフが一番上に来ます。
また経営者、店長は
スタッフが1日仕事をしてくれたことに対し、
しっかり評価をしてあげることです。
きめ細かいコミュニケーションを
仕事中になかなかとれなかったとしても、
帰り際にしっかりフォローしましょう。
人間は承認欲求が強い生き物ですので、
- 承認欲求を捨てる
- 我を捨てる
- 身を委ねる
ことがリーダーに求められます。
なかなか私も出来ていませんが…。
その上で、
部下の自己重要観を上げるための声掛け
をすることです。
コミュニケーションの回数を増やして、
社長基準を守りながらマネジメントして
いくことです。
まずは
言ってることとやってることの一貫性
が一番重要です。
スタッフに対しお願いや説得ではなく、
納得して仕事をしていただけるように
しましょう。
そのためにも
リーダーは、学び続け、成長し続けて
いく必要があります。
影響力のあるリーダーになりましょう。
具体的なモチベーションアップツール
では実際に丘里で活用している
モチベーションアップツールについて
具体的な3つのツールをご紹介します。
スタッフポイントカード
スタッフポイントカードとは、
出勤スタッフがその日に応じて、
もらえるポイントカードです。
スタッフは出勤すると、
女将、店長、料理長から
ポイントを1～5個押してもらいます。
お客様がたくさん来店した日など、
ボーナスポイント制度もあります。
30個貯まると、
1,000円の食事券をもらえるので、
なかなかお得なカードです。
お客様にはあるのだから、
スタッフにもあげようという発想で
始めたポイントカード。
結構スタッフから好評です。
サンキューレター
帰るときに
必ず仕事を一緒にしたスタッフに
ありがとうメッセージを書いて帰ります。
たまったら朝礼時に
女将からみんなの前で渡してあげます。
人前で誉められるとモチベーション上がります！
逆は下がります。
年２回の社長面談
毎年7月、1月に
スタッフの書いた年間行動計画書を使って
進捗状況をチェックします。
私の目標は、
全員の目標達成に貢献することです。
毎日の仕事終わりの日報報告です。
リーダーが聞く事は二つです。
- 今日、何か気になったことはありますか？
- 今月の目標に対しての行動はなんですか⁉️
最後にリーダーがフィードバックして、
感謝を述べて、次回の出勤を共有して、
課題を共有して終わります。
この約5分です。
地方の飲食店として生き残っていく
地方では、
なかなかたくさんのお給料が
出せないのが現状です。
本人の良いところを伸ばし夢を聴く、
夢がないスタッフには一緒に夢を創る
ことが大切なのです。
女将、料理長、店長の仕事は
お客様から支持されることも大事ですが、
スタッフから支持されることが最も重要です。
実は人間関係の良い店は、
売上が上がり、人時売上高も高く、求人費も低い、
結果として利益率が高いのです。
飲食店の雰囲気は
お客様にそのまま伝わります。
活気あるお店つくりのためにも、
スタッフのモチベーションを大切に
したいですね。
尚、お店全体の成果は90％以上が
リーダーで決まります。
その辺りについても後のブログで。
この記事を書いた人
- フードスクエアカンパニー代表
- 丘里グループは創業50周年を迎えることができました。食を通じて「喜び、幸せ、そして感動」をモットーニ「人」の魅力で他の飲食店と差別化を図り、地元茨城県古河市でナンバーワン企業であり続けることを目指しております。
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