ニュースレターは飲食店と常連客をつなぐ最高のツール

2023年8月7日リライト

飲食店において常連客を作ることは
非常に大切であることはどの経営者
もわかっていることです。

わかっていても、
どのように常連客を作ったらよいか
わからない方もいることでしょう。

私の経験上、
常連客を作るのに非常に費用対効果
の高いツールが存在します。

それはニュースレターです。

今回の記事では、
費用対効果抜群のニュースレターの
作り方と配り方を解説します。

ニュースレターとは

ニュースレターとは、
お客様とのコミュニケーションのツール
として毎月店舗でつくる情報紙です。

A4の用紙に
伝えたい情報を手書きします。

魚などの素材をマンガっぽく書くと、
本物感が薄れるので気をつけてください。
字体も印象に残りそうな字体を選びましょう。

ニュースレターは、
毎月必ず決まった日に発行すること
が大事です。

要は自店を忘れさせないように
鮮度のある情報を毎月発信します。

飲食店に行かなくなる
要因の第一位は特に無し
だそうです。

常に思い出していただけるように
鮮度の良い情報を発信することが
大切になります。

飲食店でニュースレターが重要な理由

ほとんどの飲食店では
ニュースレターは書いてません。

やっていないからこそ、
あなたのお店がライバル店に
勝てるんです!

地方の飲食店は価格や
割引きサービスではなく、
人の繋がりで来店してくれます。

ニュースレターは、
常連客とお店をつなぐ最高のツール
なんです。

思い出してみてください、
コロナのときのことを。

コロナの時にあなたの飲食店を
助けてくれたのはどんなお客様
でしたか?

そうなんです、
常連客の方々なんです。
丘里も例外ではありません。

特に丘里は宴会で稼いできたので、
宴会ができなくなったコロナ禍は
大変な打撃を受けました。

そんなときに、
お店を助けてくれたのは間違いなく
常連客の方たちです。

そのときに女将さんたちは、
常連客の方々にニュースレターを
配って関係を切らさなかったんです。

会話を交わしながら、
関係性を作っていったんです。

だから、
ランチの時に、
ディナーの時に、

各店舗の女将さんたちの
たくさんのファンが会いに
来てくれたんです。

コロナ禍を乗り越えられたのは、
このような女将さんたちの努力と
ニュースレターのおかげなんです。

ニュースレターの作り方とその内容

丘里グループでは全ての店でニュースレターを
1200~2400枚お客様に配布しています。
もちろん手書きにこだわっています。

先ずはプラスの言葉で周りを囲みます。

次にタイトル「○○通信」を決めます。
ちなみに丘里では店舗によってタイトル
が違います。

元気かーい通信
ときめき通信
ありがとう通信 などです。

内容としては、
情報量はあまり多くならないよう
にしてください。

新人スタッフ紹介
イベント情報
新メニューの紹介

などが内容として刺さります。
またニュースレターを読む人に
合わせて作ることも大切です。

高齢者が多いのなら、
文字を大きくしてあげます。

女性が多いのなら、
おいしさが伝わるような表現を
しましょう。

カキフライなら
「サクッとかめばジュワっと旨味拡がる
 広島産カキフライは、いかがですか?」

という感じでしょうか。

またニュースレターには
クーポンを付けます。

クーポンの内容は、
ターゲット客層にあっていることが重要です。

私の経験上、
唐揚げ、ランチ券、シニアデイ20%OFF
が当たります。

毎月10日までに、
翌月のニュースレターの原稿が
私に下書きの状態で届きます。

チェックをして、
清書していただくスタッフに渡します。
15日までに終わらせます。

それを20日までに本部で1200~2400枚コピーします。
21日から25日までに各店で一斉にドアコールいたします。

実際の旬おかさとのニュースレター

ニュースレターの効果を高めるドアコール

ニュースレターができたら、
毎月同じ場所にドアコールに行くこと
が重要です。

ドアコールするエリアは
お店から半径500メートル~1キロ圏内
で充分です。

一軒、一軒、心を込めて、
一言を添えてニュースレターを
常連客になるだろうお客様に渡します。

ドアコールはポスティングと違い、
直接お客様にニュースレターを手渡し
することがポイントです。

だから回収率が高いのです!

ニュースレターは配ることが目的ではなく、
来店していただかなくては意味がありません。

ニュースレターには、
各店での旬な情報とクーポン券を付けて、
配布します。期限は月末です。

もうひとつ大事なポイントは、
コピー可を書いておくこと。

コピーしてくれたら、
お客様が何度でも来てくれますし、
お友だちも連れてきてくれますから!

実際のドアコールの様子

詳しいドアコールのやり方は
女将研修でロールプレイングにて
お伝えします。

ニュースレターの効果が出るまでの期間

ニュースレターを配布し続けると、
私の経験上5ヶ月目に跳ねます。
10年以上継続してきた結果です。

ここで注意点があります。
結果が出なかったといってやめてしまうと、
またそこから5ヶ月かかるのです‼️

本当ですよ‼️

すぐやる!
何でもやる!
とことんやる!
出来るまでやる!
やり続ける!

この覚悟が必要です。

コロナ渦において、
助けて下さったお客様は、
常連客の方々でした。

このことを忘れないでください。

今は新規開拓よりも、
常連様をえこひいきしてあげること
が大事です。

私の会社も今年で創業50周年を迎えました。

のべ客数800万人以上のお客様に
ご利用いただいております。
一人一人大切なお客様です。

このニュースレターを使って
スタッフとお客様を繋いでいきます。

正直今回のニュースレターの記事は、
私の飲食店経営経験の中でも、
とっておきの情報です。

読むだけでなく即実行しないと
もったいないですよ。
費用対効果抜群ですから!

是非ニュースレター活用して下さい。

この記事を書いた人

中村 康彦
中村 康彦フードスクエアカンパニー代表
丘里グループは創業50周年を迎えることができました。食を通じて「喜び、幸せ、そして感動」をモットーニ「人」の魅力で他の飲食店と差別化を図り、地元茨城県古河市でナンバーワン企業であり続けることを目指しております。

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